今回ご紹介するフィギュアは、以前発売されたAlice illustration by 深崎暮人 のカラバリ再販品である、Alice illustration by 深崎暮人 Gothic ver.です。



オリジナルはスカイチューブ様から発売されたフィギュアの中でも指折りの名品であると思っておりますが、その再販品とあって、その出来栄えがとても気になるフィギュアです。


それではお付き合いの程よろしくお願いいたします。






装いも新たに生まれ変わった屈指の名品フィギュア

オリジナルのAliceは中古市場では未開封品であれば定価の倍以上の値付けもされている、プレミア性の高いフィギュアとして知られています。

その評価の高い優れた造形はそのままに、ゴシックと銘打ったカラーリングを与えられての再登場となりました。



まず目につくのがその見事なまでの八頭身。スラっと伸びた姿態ながらも下半身の肉付きはとても良く、ほぼ服の意味をなさないドスケベエプロンドレスから惜しげもなく零れ落ちるお胸やお尻がとても煽情的。



元ネタはまあ言わずもがな。本来であれば、ヴィクトリア朝時代特有の貞淑な装いに身を包んでいるはずですが、それは何処かに吹っ飛んで行ってしまったようです（＾ω＾）



元が貞淑感の非常に強い服装なので、このような形であるべきものをなくしてしまえば、それだけで背徳感はマシマシである。









オリジナルに比べればお顔の色味は若干白っぽくなっているかと思います。
公式でも白い肌と説明文に書いてあるので、意図的に白くしたのでしょう。

反面、首から下の肌色に関してはオリジナルと変わらないように見えます。





スカートの内側に隠れる紫のペティコート。差し色として黒のスカートを引き立てている。



肉付きの薄い上半身に比べ、アンバランスなほど豊かなお尻をしています。
幼さと大人っぽさという相反する要素。むき出しの上半身と下半身はとても目に留まりやすく、それをすぐに感じさせやすい。単にエロさを強調するためだけではない、優れた構成ですね。



エプロン・スカートの塗装はなかなかに綺麗に塗られています。

ただ、取り外す際の接合部の精度があまり良くなく、浮いてしまったりしっかり嵌められなかったりするのが残念。





モノトーンで構成されたボーダーニーハイ。太ももの真ん中まで覆うかっちり目のスタイルだが、肝心のエプロンドレスが服の役割を果たしてないので全く意味を成してない(笑



その質感はほうろうのような光沢感。ボーダーの塗分けはオリジナル同様にやや甘め。



果たしてこれはゴシック調なのか？

今回のカラーリングのテーマはずばりゴシック。どのような観点で今回のカラーリングを考えられたのかは分かりませんが、率直に言えばゴシックぽいけどゴシックでは無いなにかという感じである。

確かにヴィクトリア朝の服装はゴシックに組み込まれることの多い要素ではあるけど、薄いピンクのエプロンに全体的に血色の良い肌。可愛らしく微笑むお顔も相まって、ゴシックと言うには明るい要素が多すぎな気もします。ちなみに、薄紫の髪は吸血姫のイメージかな？

ゴシックと銘打つならもう少しダークな雰囲気が欲しかったけど、結局は可愛いからいいやってなってるので個人的には無問題です。







オリジナルではクリアー塗装が満遍なく吹かれたヘアパーツでしたが、このゴシックバージョンでは艶消しでクリアー塗装は省かれています。

前髪の処理がやや粗目。



ちらりとのぞくピンクの果実がなんともフェティッシュ。





いけなさと切なさが脳内をぐるぐる回って心に響く背徳感が振り切れたキャストオフスタイル



コルセットで締め上げてるわけでもないのにこのくびれよ。。。









肌の質感は磨き残しもなくとてもなめらか。透き通るような肌色が好印象。





透き通るような肌にはピンクの果実がよく似合う。





一応、オリジナルとの比較。統一感という点で、やっぱりオリジナルの方がクオリティが高い印象。あとは好みの問題かな。









総評

ゴシックという点で見れば少し疑問符は付くが、いたずらっぽく微笑む姿は魅力的だし、総じて可愛いが過ぎる良いフィギュアだと思います。

オリジナルが気になった方にとっては買って損は無いと思いますし、この優れた造形のフィギュアが税抜き１４８００円とか超お値打ちです。おすすめですよ。



それではこれにて終了とさせて頂きます。お付き合いいただきありがとうございました。